ご遺体の安置はどこで?自宅・安置施設・霊安室の費用と選び方
最終更新: 2026年7月7日
法律により、亡くなってから24時間は火葬できません。つまりすべての方に最低1日の「安置」が必要です。 安置場所は大きく3つ——①自宅、②葬儀社などの安置施設、③火葬場・斎場や病院の霊安室。 火葬場が混雑して待ち日数が延びると安置費用は日数分増えるため、 「どこに安置するか」は葬儀費用の総額を左右する重要な選択です。
3つの安置場所の比較
| 場所 | 費用の目安(1日) | 向いているケース |
|---|---|---|
| 自宅 | 場所代0円+ドライアイス等 数千円〜1万円程度 | 住み慣れた場所で見送りたい/付き添いたい。布団を敷けるスペースと搬入経路が必要 |
| 葬儀社の安置施設 | 5,000円〜2万円程度+ドライアイス代 | 実務の主流。集合住宅で搬入が難しい、家族の負担を減らしたい場合。面会可否・時間は施設差が大きい |
| 公営斎場等の霊安室 | 数百円〜数千円と安価(例: さいたま市 市内540円/日、川崎市 市内1,500円/日、船橋・馬込斎場 5,500円/24時間) | 費用を抑えたい場合の有力候補。ただし数が少なく満室のことも。面会は制限されがち |
※費用は2026年7月時点の公式発表・一般的な相場に基づく目安です。
見落としやすい費用のポイント
- ドライアイスは毎日かかる。1日あたり数千円〜1万円程度。夏場は使用量が増えます。冷蔵保棺設備のある施設なら不要な場合もあります(例: 東京博善の冷蔵保棺は13,200円/日)。
- 搬送は回数ごとに費用が発生。病院→安置場所→火葬場と、経路が増えるほど搬送費(1回1万〜3万円程度)が積み上がります。安置場所は火葬場との位置関係も考えて選ぶと無駄がありません。
- 面会の可否は事前確認を。安い安置施設は面会不可・時間制限ありのことがあります。「最後の時間をどう過ごしたいか」と費用のバランスで選んでください。
火葬待ちが長い地域では「安置費用×日数」で考える
都市部では火葬まで数日待つことがあり(混雑の理由と対処法)、 その間の安置費用は「1日あたりの単価×待ち日数」で膨らみます。 例えば1日1.5万円の安置施設で4日待つと6万円——これは多くの公営火葬場の市外料金に匹敵します。 つまり「安い火葬場を待つ」より「市外料金を払って早く火葬する」方が総額で安くなる逆転が起こりえます。 当サイトの混雑レポートや施設別料金を組み合わせて比較してください。
よくある質問
- Q. 安置だけ自分で手配できる?
- 搬送に寝台車が必要なため、実務上は葬儀社(または搬送専門業者)への依頼が前提です。安置場所の希望は最初の電話で伝えられます。
- Q. マンションでも自宅安置できる?
- エレベーターや廊下の搬入経路が確保できれば可能です。難しい場合は安置施設が現実的です。
- Q. 病院の霊安室にはいつまでいられる?
- 通常は数時間です。病院からは「早めの搬送」を求められるため、亡くなった当日に次の安置場所を決める必要があります。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。費用は地域・事業者により異なります。